攘夷とは、かつて幕末期に実際に存在した思想で、外国からの開国要求や通商要求に反対し、外国=外敵とみなして排斥を行なおうとすることを主旨としていました。
開国は日本の固有の価値を貶めるものであり、当時はそのことを憂いて過敏に反応する保守派が攘夷運動を盛り上げていました。
やがて攘夷運動は外国を受け入れようとする幕府に対して、直接的に攻撃する討幕運動として広がっていきます。
史実では敵となるのは外国でしたが、銀魂の世界では先にご紹介した「天人」が敵となります。
銀魂では登場する武器には近代兵器、また現代の技術水準以上の高性能兵器も登場するため、史実とは異なり大規模なテロ攻撃をともなう討幕運動が行なわれています。